2007年07月02日

【手塚治虫シリーズ】 『ブラック・ジャック』は、1973年(昭和48年)から1983年(昭和58年)にかけて『週刊少年チャンピオン』に連載された手塚治虫の漫画作品

『ブラック・ジャック』は、1973年(昭和48年)11月19日号から1983年(昭和58年)10月14日号にかけて『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載(1979年(昭和54年)以後は読切掲載)された手塚治虫の漫画作品。医療漫画の元祖かつ金字塔とみなされている。また、その作品に登場する主人公の医師のニックネームである。

主人公は、黒いマント姿にツギハギの顔をもつ天才無免許医師、ブラック・ジャック。彼が法外な料金を請求した上で、様々な怪我や難病に立ち向かい、治療してゆく物語である。

本作は20ページ前後の一話完結型のオムニバス作品で、主人公のブラック・ジャックにまつわる話はもちろんのこと、当時の医療現場の現状、依頼主なり患者なりただの通りすがりなり主人公にかかわった人物たちの悲喜劇も取り扱っている。そのためブラック・ジャックは、必ずしもすべての話で活躍するわけではなく、ごくまれに話のどこかで登場するだけの役であったりもする。

BJの性格・人柄や畸形嚢腫(きけいのうしゅ)から生まれたピノコの愛らしさや色っぽさ(?)やドクター・キリコなどのキャラクターの魅力もあり、単行本はロングセラーになり、テレビドラマ化やOVA化、舞台化が頻繁にされている。

本作はリアルで時にグロテスクでさえある手術場面などが描かれ、医学的リアリティを感じさせる一方、大胆な「空想」も織り交ぜられているが、これは手塚の作劇術の一環である。現実にはあり得ない架空の病気も登場したほか、BJやピノコの「つぎはぎ」設定も当時どころか21世紀初頭での医療技術をも大きく超えている。果ては感情を持ったコンピュータや宇宙人、幽霊を手術するといったエピソードもあった。自身が臨床経験は乏しいとはいえ外科医であった手塚はこれらの描写が医学的には空想であることを承知の上で、医学的事実よりも物語作りを優先したものと考えられる(別作品『ミッドナイト』では、人間の脳を交換する手術を行ったことについてブラック・ジャック本人に「その様な事は漫画だから可能だ」と言わせている)。コンピュータや宇宙人に対する手術のエピソードを例にとれば、コンピュータや宇宙人に仮借して異文化理解を表現した、センス・オブ・ワンダーを追求した、読者の興味を引きたかった、あるいはその全てなど、手塚の意図は様々に解釈できる。

一方で劇中で治療困難な症例として扱われているものが、実際には当時の医療技術でも治療できた症例であるという指摘もいくつかされている。これについては、手塚が現役で医学に関わっていた昭和20年代の知識で執筆した結果だと思われる。また現役の医師からは手術の手順や名称などの間違いを指摘する声もあり、臨床経験の無さだけでなく、裏づけを取らずに執筆した手塚への批判もある。


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主な作品紹介

テレビシリーズ

* ふしぎなメルモ (1971年-1972年)
* 鉄腕アトム (カラー版、日本テレビで放送、1980年-1981年)
* 青いブリンク (1989年-1990年)
* ジャングル大帝 (テレビ東京版、1989年-1990年)
* 三つ目がとおる (1990年-1991年)
* おにいさまへ… (1991年-1992年)
* BLUE SEED (制作:Production I.G・葦プロダクション、各話背景、1994年-1995年)
* 新世紀エヴァンゲリオン (制作:タツノコプロ・ガイナックス、各話動画・仕上、1995年-1996年)
* H2 (制作元請:葦プロダクション、各話制作協力、1995年-1996年)
* 手塚治虫の旧約聖書物語 (1997年)
* 白鯨伝説 (19話以降、1997年-1999年)
* Bビーダマン爆外伝 (制作:マッドハウス、各話背景、1998年-1999年)
* 陽だまりの樹 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2000年)
* 機巧奇傳ヒヲウ戦記 (制作:ボンズ、各話動画、2000年-2001年)
* 無敵王トライゼノン (制作:イージー・フィルム、各話動画、2000年-2001年)
* 機動天使エンジェリックレイヤー (制作:ボンズ、各話動画、2001年)
* らいむいろ戦奇譚 (制作:スタジオ雲雀、各話動画、2003年)
* アストロボーイ・鉄腕アトム (2003年-2004年)
* 火の鳥 (2004年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラック・ジャック (2004年-2006年)
o ブラック・ジャック21 (2006年)
* 銀魂 (制作元請:サンライズ、各話制作協力、2006年-)
* ロミオ×ジュリエット (制作:ゴンゾ、背景、2007年)
* おおきく振りかぶって (制作:A-1 Pictures、各話原画、2007年)

TVアニメスペシャル

* 24時間テレビ 「愛は地球を救う」内アニメシリーズ
o 100万年地球の旅 バンダーブック (1978年)
o 海底超特急マリンエクスプレス (1979年)
o フウムーン (1980年)
o ブレーメン4 地獄の中の天使たち (1981年)
o タイムスリップ10000年プライム・ローズ (1983年)
o 大自然の魔獣バギ (1984年)
o 銀河探査2100年 ボーダープラネット (1986年)
o 手塚治虫物語 ぼくの孫悟空 (1989年)
* ブラック・ジャック2時間スペシャル〜命をめぐる4つの奇跡〜 (2003年)

OVA

* ライオンブックスシリーズ
o 雨降り小僧 (1983年)
o 緑の猫 (1983年)
o ラブ・ポジション ハレー伝説 (1985年)
o るんは風の中 (1985年)
o 山太郎かえる (1986年)
o 安達が原 (1991年)
o 悪右衛門 (1993年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥・ヤマト編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
o 火の鳥・宇宙編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
* アニメ交響詩ジャングル大帝 (1991年)
* マグマ大使 (1993年)
* ブラック・ジャック(OVA版) (1993年-2000年)
* ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜 (1998年)


劇場映画

* おかしな一日 (1970年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥2772 愛のコスモゾーン (1980年)
o 火の鳥・鳳凰編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1986年)
* JUMPING (1984年)
* おんぼろフィルム (1985年)
* プッシュ (1987年)
* 村正 (1987年)
* アンネの日記 (制作:マッドハウス、動画、1995年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラックジャック(劇場版) (1996年)
o ブラック・ジャック ふたりの黒い医者 (2005年)
o Dr.ピノコの森の冒険 (2005年)
* ジャングル大帝(劇場版) (1997年)
* ドラえもん のび太の南海大冒険 (制作元請:シンエイ動画、協力、1998年)
* メトロポリス(企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2001年)
* 森の伝説 (2003年)
* ぼくの孫悟空 (2003年)

その他
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中央寄せ
* 氷の国のミースケ(PRムービー、1970年)
* 南へ行ラスの脳(協力、実写映画、2001年)
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2007年07月01日

【手塚治虫シリーズ】 『三つ目がとおる』(みつめがとおる)は、週刊少年マガジンに1974年から1978年3月まで連載された、手塚治虫の少年漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品です。

『三つ目がとおる』ストーリー
古代の人類「三つ目族」の末裔で自称「悪魔のプリンス」写楽保介(しゃらくほうすけ)が、親友の和登千代子(わとちよこ)と共に、様々な事件を解決(自分で起こすことも)していく伝奇SF漫画。超古代文明など1970年代のオカルトブームが反映されている。

ストーリーの魅力として、現存する遺跡の謎を手塚治虫独自の発想にて写楽に謎解きをさせていくと言うところがある。例えば、酒船石は、現在では庭園の水を分配するものと考えられているが、薬を作った物と考察するなど結構真面目な側面を持った展開も登場する。

物語にはしばしば三つ目族の古代遺跡や遺物が登場する。すでに失われた文明が残した謎の遺跡に写楽が挑み、その全貌を解明する。難解な古代文字を解読し、自作のマシンで写楽が活躍する様は痛快無比。アリゾナ・イースター島・メキシコなど舞台は世界へと広がる。

サイドストーリーとして写楽が通う中学での学園ドラマもあり、幼稚でいつも皆にいじめられる写楽が三つ目になって反撃する様は、同年代に週刊少年チャンピオンで連載されていた『魔太郎がくる!!』に通じるものがあった。学校に登場した教師や生徒が写楽のライバルとなり、後に大きな事件へと発展することもしばしば。


登場人物
写楽保介(しゃらく ほうすけ)
本編の主人公。額に眼球のような感覚器官を戴く三つ目族の最後の生き残り。

和登千代子(わと ちよこ)
写楽の親友で、三つ目の写楽が心を許す数少ない人物。

犬持医師(けんもち)
写楽の養父で医者。写楽には普通の男の子として生活して欲しいと願っている。三つ目の写楽も犬持を父親として認めている様子。

須武田博士(すぶた)
大学の考古学教授。犬持の親友で、古代文明の研究をしている。考古学資料のためには金も命も惜しまない子供のような性格。そのため写楽を使い度々事件を起こす。

雲名警部(うんめい)
ベートーベン似の刑事。なぜか写楽がらみの事件をよく担当する。なかなかのキレ者だと思うのだが、ほとんどヘタレ扱い。自称「捜査界の学聖」(楽聖のもじり)。但しバイオリンは弾けない。

ヒゲオヤジ
写楽が住み込みで働いている中華料理屋「来々軒(らいらいけん)」の店長。江戸っ子風の熱血漢で自称「バカ田大学出」だが、意外と機転が利く一面を持つ。

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主な作品紹介

テレビシリーズ

* ふしぎなメルモ (1971年-1972年)
* 鉄腕アトム (カラー版、日本テレビで放送、1980年-1981年)
* 青いブリンク (1989年-1990年)
* ジャングル大帝 (テレビ東京版、1989年-1990年)
* 三つ目がとおる (1990年-1991年)
* おにいさまへ… (1991年-1992年)
* BLUE SEED (制作:Production I.G・葦プロダクション、各話背景、1994年-1995年)
* 新世紀エヴァンゲリオン (制作:タツノコプロ・ガイナックス、各話動画・仕上、1995年-1996年)
* H2 (制作元請:葦プロダクション、各話制作協力、1995年-1996年)
* 手塚治虫の旧約聖書物語 (1997年)
* 白鯨伝説 (19話以降、1997年-1999年)
* Bビーダマン爆外伝 (制作:マッドハウス、各話背景、1998年-1999年)
* 陽だまりの樹 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2000年)
* 機巧奇傳ヒヲウ戦記 (制作:ボンズ、各話動画、2000年-2001年)
* 無敵王トライゼノン (制作:イージー・フィルム、各話動画、2000年-2001年)
* 機動天使エンジェリックレイヤー (制作:ボンズ、各話動画、2001年)
* らいむいろ戦奇譚 (制作:スタジオ雲雀、各話動画、2003年)
* アストロボーイ・鉄腕アトム (2003年-2004年)
* 火の鳥 (2004年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラック・ジャック (2004年-2006年)
o ブラック・ジャック21 (2006年)
* 銀魂 (制作元請:サンライズ、各話制作協力、2006年-)
* ロミオ×ジュリエット (制作:ゴンゾ、背景、2007年)
* おおきく振りかぶって (制作:A-1 Pictures、各話原画、2007年)

TVアニメスペシャル

* 24時間テレビ 「愛は地球を救う」内アニメシリーズ
o 100万年地球の旅 バンダーブック (1978年)
o 海底超特急マリンエクスプレス (1979年)
o フウムーン (1980年)
o ブレーメン4 地獄の中の天使たち (1981年)
o タイムスリップ10000年プライム・ローズ (1983年)
o 大自然の魔獣バギ (1984年)
o 銀河探査2100年 ボーダープラネット (1986年)
o 手塚治虫物語 ぼくの孫悟空 (1989年)
* ブラック・ジャック2時間スペシャル〜命をめぐる4つの奇跡〜 (2003年)

OVA

* ライオンブックスシリーズ
o 雨降り小僧 (1983年)
o 緑の猫 (1983年)
o ラブ・ポジション ハレー伝説 (1985年)
o るんは風の中 (1985年)
o 山太郎かえる (1986年)
o 安達が原 (1991年)
o 悪右衛門 (1993年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥・ヤマト編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
o 火の鳥・宇宙編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
* アニメ交響詩ジャングル大帝 (1991年)
* マグマ大使 (1993年)
* ブラック・ジャック(OVA版) (1993年-2000年)
* ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜 (1998年)


劇場映画

* おかしな一日 (1970年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥2772 愛のコスモゾーン (1980年)
o 火の鳥・鳳凰編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1986年)
* JUMPING (1984年)
* おんぼろフィルム (1985年)
* プッシュ (1987年)
* 村正 (1987年)
* アンネの日記 (制作:マッドハウス、動画、1995年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラックジャック(劇場版) (1996年)
o ブラック・ジャック ふたりの黒い医者 (2005年)
o Dr.ピノコの森の冒険 (2005年)
* ジャングル大帝(劇場版) (1997年)
* ドラえもん のび太の南海大冒険 (制作元請:シンエイ動画、協力、1998年)
* メトロポリス (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2001年)
* 森の伝説 (2003年)
* ぼくの孫悟空 (2003年)

その他
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中央寄せ
* 氷の国のミースケ(PRムービー、1970年)
* 南へ行ラスの脳(協力、実写映画、2001年)

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2007年06月30日

【手塚治虫シリーズ】人間に育てられた白いライオンの子・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編マンガ「ジャングル大帝」の紹介

アフリカ、赤道直下のジャングル地帯。そこにジャングルの王・白いライオンのパンジャがいました。

しかしパンジャはハンターに殺され、その王女は、動物園へ送られる途中の船の中で、王子を産み落します。

王女はその子をレオと名づけ「アフリカへ帰り、父のあとをついで王になりなさい」と言いきかせて船から逃がします。

そのあと、あらしで船は沈み、王女は死んでしまいました。
やがてレオが流れついたのは、アフリカではなく、アラビア半島の港町でした。レオはそこでケン一という少年にひろわれて育ちます。

それから1年後、月光石というエネルギー原石を調べるための調査団が、アフリカにある幻の山・ムーン山へと向かうことになり、ケン一とレオもそれに同行することになりました。

初めてアフリカのジャングルを見たレオは、そのやばんな殺しあいの世界をきらいます。

しかしやがて自信をとりもどし、弱い動物たちを守る動物王国を建設して、りっぱなジャングルの王者として成長していくのでした。


『鉄腕アトム』と並ぶ、手塚治虫のもっとも有名な代表作です。
それまで大阪の出版社で単行本を中心に執筆をしていた手塚治虫が、活動の中心を東京の雑誌へと移すきっかけになった、初の本格的な長編連載作品です。

しかし、掲載誌「漫画少年」を出していた学童社からは単行本が2巻しか発売されず、長い間、未完のままとなっていました。
その後、単行本として刊行されたものは、幼年向け雑誌「ディズニーランド」に連載されたリメイク版をもとにして、手塚治虫自身が描きなおしを加えたものが元になっています。
さらにその後も、手塚治虫は単行本化のたびに描きなおしを加えていたため、『ジャングル大帝』の単行本には、内容の違ういくつかのバージョンがあります。

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主な作品

テレビシリーズ

* ふしぎなメルモ (1971年-1972年)
* 鉄腕アトム (カラー版、日本テレビで放送、1980年-1981年)
* 青いブリンク (1989年-1990年)
* ジャングル大帝 (テレビ東京版、1989年-1990年)
* 三つ目がとおる (1990年-1991年)
* おにいさまへ… (1991年-1992年)
* BLUE SEED (制作:Production I.G・葦プロダクション、各話背景、1994年-1995年)
* 新世紀エヴァンゲリオン (制作:タツノコプロ・ガイナックス、各話動画・仕上、1995年-1996年)
* H2 (制作元請:葦プロダクション、各話制作協力、1995年-1996年)
* 手塚治虫の旧約聖書物語 (1997年)
* 白鯨伝説 (19話以降、1997年-1999年)
* Bビーダマン爆外伝 (制作:マッドハウス、各話背景、1998年-1999年)
* 陽だまりの樹 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2000年)
* 機巧奇傳ヒヲウ戦記 (制作:ボンズ、各話動画、2000年-2001年)
* 無敵王トライゼノン (制作:イージー・フィルム、各話動画、2000年-2001年)
* 機動天使エンジェリックレイヤー (制作:ボンズ、各話動画、2001年)
* らいむいろ戦奇譚 (制作:スタジオ雲雀、各話動画、2003年)
* アストロボーイ・鉄腕アトム (2003年-2004年)
* 火の鳥 (2004年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラック・ジャック (2004年-2006年)
o ブラック・ジャック21 (2006年)
* 銀魂 (制作元請:サンライズ、各話制作協力、2006年-)
* ロミオ×ジュリエット (制作:ゴンゾ、背景、2007年)
* おおきく振りかぶって (制作:A-1 Pictures、各話原画、2007年)

TVアニメスペシャル

* 24時間テレビ 「愛は地球を救う」内アニメシリーズ
o 100万年地球の旅 バンダーブック (1978年)
o 海底超特急マリンエクスプレス (1979年)
o フウムーン (1980年)
o ブレーメン4 地獄の中の天使たち (1981年)
o タイムスリップ10000年プライム・ローズ (1983年)
o 大自然の魔獣バギ (1984年)
o 銀河探査2100年 ボーダープラネット (1986年)
o 手塚治虫物語 ぼくの孫悟空 (1989年)
* ブラック・ジャック2時間スペシャル〜命をめぐる4つの奇跡〜 (2003年)

[編集] OVA

* ライオンブックスシリーズ
o 雨降り小僧 (1983年)
o 緑の猫 (1983年)
o ラブ・ポジション ハレー伝説 (1985年)
o るんは風の中 (1985年)
o 山太郎かえる (1986年)
o 安達が原 (1991年)
o 悪右衛門 (1993年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥・ヤマト編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
o 火の鳥・宇宙編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
* アニメ交響詩ジャングル大帝 (1991年)
* マグマ大使 (1993年)
* ブラック・ジャック(OVA版) (1993年-2000年)
* ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜 (1998年)


劇場映画

* おかしな一日 (1970年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥2772 愛のコスモゾーン (1980年)
o 火の鳥・鳳凰編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1986年)
* JUMPING (1984年)
* おんぼろフィルム (1985年)
* プッシュ (1987年)
* 村正 (1987年)
* アンネの日記 (制作:マッドハウス、動画、1995年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラックジャック(劇場版) (1996年)
o ブラック・ジャック ふたりの黒い医者 (2005年)
o Dr.ピノコの森の冒険 (2005年)
* ジャングル大帝(劇場版) (1997年)
* ドラえもん のび太の南海大冒険 (制作元請:シンエイ動画、協力、1998年)
* メトロポリス (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2001年)
* 森の伝説 (2003年)
* ぼくの孫悟空 (2003年)

その他
javascript:editor1.setTextAlign('center');
中央寄せ
* 氷の国のミースケ(PRムービー、1970年)
* 南へ行ラスの脳(協力、実写映画、2001年)

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2007年06月29日

【手塚治虫シリーズ】手塚治虫に関連したプロダクションと主な手塚治虫作品の紹介


手塚治虫に関連したプロダクションとしては、当時、手塚本人が社長を務めていたアニメ制作会社の虫プロダクションとその子会社の虫プロ商事があり、

* アニメは虫プロで、
* 漫画は手塚プロダクションと、

業務を切り分けるために創設されたとされる。当初は、手塚の漫画のアシスタントの給料計算や、漫画の版権管理などを行うのみで、アニメ制作などは虫プロに任せ、行わないことになっていた。

虫プロダクションは当初、手塚治虫作品のみのアニメを制作していたが、アニメ化可能な作品はそれほど多くなかっため、1960年代後半以降、手塚原作でない作品もアニメ化するようになった。手塚作品のアニメ化がほぼなくなった1971年(昭和46年)に、手塚は虫プロダクション社長を退任した。

この頃、手塚プロダクション内部にもアニメーション部門が作られ、アニメの制作が開始されたが、当初は虫プロダクションの下請け的活動が主で、このほかには企業宣伝用の超短編作品が数本とテレビシリーズ版『ふしぎなメルモ』(1971年放映開始)が制作されていた。

しかし、1973年(昭和48年)ごろ、虫プロ商事及び虫プロダクション内部で紛争が起こり、後に大規模な労働争議に発展した。制作費の高騰や劇場版映画の興行的失敗も重なり、虫プロ商事、虫プロは1973年に相次いで倒産した。しかし、業務内容を切り分け、資本的にも独立していた手塚プロダクションは倒産を免れた。

虫プロがなくなると、手塚プロダクションが独自に手塚治虫作品を原作としたアニメーション番組・映画を制作するようになった。

なお、虫プロダクションは倒産後、新社で復活した。このとき、倒産前の旧虫プロダクション製作作品の版権は手塚治虫から新虫プロに譲渡されたため、この後ビデオソフト化されたモノクロ版鉄腕アトムなどについては、原作の版権管理者として手塚プロダクションのクレジットが入り、さらにアニメの版権管理者として虫プロダクションの名が入るという形になっている。



主な作品

テレビシリーズ

* ふしぎなメルモ (1971年-1972年)
* 鉄腕アトム (カラー版、日本テレビで放送、1980年-1981年)
* 青いブリンク (1989年-1990年)
* ジャングル大帝 (テレビ東京版、1989年-1990年)
* 三つ目がとおる (1990年-1991年)
* おにいさまへ… (1991年-1992年)
* BLUE SEED (制作:Production I.G・葦プロダクション、各話背景、1994年-1995年)
* 新世紀エヴァンゲリオン (制作:タツノコプロ・ガイナックス、各話動画・仕上、1995年-1996年)
* H2 (制作元請:葦プロダクション、各話制作協力、1995年-1996年)
* 手塚治虫の旧約聖書物語 (1997年)
* 白鯨伝説 (19話以降、1997年-1999年)
* Bビーダマン爆外伝 (制作:マッドハウス、各話背景、1998年-1999年)
* 陽だまりの樹 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2000年)
* 機巧奇傳ヒヲウ戦記 (制作:ボンズ、各話動画、2000年-2001年)
* 無敵王トライゼノン (制作:イージー・フィルム、各話動画、2000年-2001年)
* 機動天使エンジェリックレイヤー (制作:ボンズ、各話動画、2001年)
* らいむいろ戦奇譚 (制作:スタジオ雲雀、各話動画、2003年)
* アストロボーイ・鉄腕アトム (2003年-2004年)
* 火の鳥 (2004年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラック・ジャック (2004年-2006年)
o ブラック・ジャック21 (2006年)
* 銀魂 (制作元請:サンライズ、各話制作協力、2006年-)
* ロミオ×ジュリエット (制作:ゴンゾ、背景、2007年)
* おおきく振りかぶって (制作:A-1 Pictures、各話原画、2007年)

TVアニメスペシャル

* 24時間テレビ 「愛は地球を救う」内アニメシリーズ
o 100万年地球の旅 バンダーブック (1978年)
o 海底超特急マリンエクスプレス (1979年)
o フウムーン (1980年)
o ブレーメン4 地獄の中の天使たち (1981年)
o タイムスリップ10000年プライム・ローズ (1983年)
o 大自然の魔獣バギ (1984年)
o 銀河探査2100年 ボーダープラネット (1986年)
o 手塚治虫物語 ぼくの孫悟空 (1989年)
* ブラック・ジャック2時間スペシャル〜命をめぐる4つの奇跡〜 (2003年)

[編集] OVA

* ライオンブックスシリーズ
o 雨降り小僧 (1983年)
o 緑の猫 (1983年)
o ラブ・ポジション ハレー伝説 (1985年)
o るんは風の中 (1985年)
o 山太郎かえる (1986年)
o 安達が原 (1991年)
o 悪右衛門 (1993年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥・ヤマト編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
o 火の鳥・宇宙編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1987年)
* アニメ交響詩ジャングル大帝 (1991年)
* マグマ大使 (1993年)
* ブラック・ジャック(OVA版) (1993年-2000年)
* ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜 (1998年)


劇場映画

* おかしな一日 (1970年)
* 火の鳥シリーズ
o 火の鳥2772 愛のコスモゾーン (1980年)
o 火の鳥・鳳凰編 (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、1986年)
* JUMPING (1984年)
* おんぼろフィルム (1985年)
* プッシュ (1987年)
* 村正 (1987年)
* アンネの日記 (制作:マッドハウス、動画、1995年)
* ブラック・ジャックシリーズ
o ブラックジャック(劇場版) (1996年)
o ブラック・ジャック ふたりの黒い医者 (2005年)
o Dr.ピノコの森の冒険 (2005年)
* ジャングル大帝(劇場版) (1997年)
* ドラえもん のび太の南海大冒険 (制作元請:シンエイ動画、協力、1998年)
* メトロポリス (企画協力のみ参加、実制作はマッドハウス、2001年)
* 森の伝説 (2003年)
* ぼくの孫悟空 (2003年)

その他
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中央寄せ
* 氷の国のミースケ(PRムービー、1970年)
* 南へ行ラスの脳(協力、実写映画、2001年)



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2007年06月25日

【手塚治虫シリーズ】「アトム」はスラングで「おなら」を意味する為、英語圏では「Astro Boy」(直訳すると「宇宙少年」)と改名された??

* 「アトム」はスラングで「おなら」を意味する為、英語圏では「Astro Boy」(直訳すると「宇宙少年」)と改名された(この説は、手塚自身が好んで喋った事から事実として定着したが、アニメ版がアメリカに進出するに当たって、実は既にThe Atomという名の少年が活躍する児童向け作品[漫画又は小説?]が存在した事から、著作権を巡るいざこざを回避したのが真相ではないか、との考察もある。

英語版Wikipedia(en:Astro Boy)では、アニメ第1作をNBCテレビが輸入した際に、既にDCコミックス(en:DC Comics)が同名("Mighty Atom")のヒーローコミックを刊行していたためと記載されている)。

* 本作の背景には、手塚が進駐軍の兵士に理由も無く、袋叩きにされた経験があると言われている。

* 原作漫画「アトム今昔物語」を読むとアトムの開発費は1000万ドル(漫画連載当時は金本位制で1ドル360円)。単純に計算すると総製作費36 億円であるが、これを平成18年現在の貨幣価値に換算すると720億円相当となる。アトムの開発期間は2年間なので年間360億円の巨費が投入されたという事になる。

*  アニメ第1作の人気が絶頂だった時期に「あれは名声と欲望のために描いているのだ」という自虐的な評価をエッセイで記している。手塚としては、 1雑誌連載作品に過ぎない「アトム」が自らの代名詞のように扱われ、しかもアニメ版はオリジナルのストーリーによって原作から遊離しているという意識があった。また、同時期に「いい子」「正義の味方」であるアトムに対する批判が青年層以上の論者から出ていたことも影響していたとされる。それ以前にもアトムが作中で何度となく破壊されていることに、手塚のアンビバレンツな感情を見る向きもある。

*  上記のような状況で執筆されたのが、アトムが人間に反旗を翻す「青騎士」のエピソードであった。その後虫プロ倒産を経て、「アトム」を自らの代表作の一つとみなすことへのわだかまりは薄くなったとみられる。1975年から刊行されたソノラマコミックス(朝日ソノラマ)の単行本では、各作品の簡単な解説漫画を付している。この中で「青騎士」については、周囲の意向もあって執筆したが、今はそれを後悔しているという見解が述べられた。





* 1996年4月10日〜6月26日日本テレビ系列で放送された『竜馬におまかせ!』内で「竜馬の寝癖を見て驚いた人が日記に竜馬の肖像画を書きとめ、その日記を昭和になり発見した少年が肖像画をヒントにアトムを産み出した」という描写があり、十分な弁解がなかったために、当時の小学生の間にその噂が流布した。

* 作者・手塚治虫により、完成した作品もしばしば加筆修正され、版によってプロットや細部が変っていったのは有名だが、「鉄腕アトム」のエピソード『地上最大のロボット』も、「プルートゥとボラーの製作者が同一人物」というオチは光文社「少年」誌掲載時には元々なく、実は書き直しにより成立したプロットである。



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ラベル:アトム 宇宙少年
posted by abelu at 13:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 手塚治虫 シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【手塚治虫シリーズ】懐かしのアニメーション「鉄腕アトム」が生まれた背景は?

鉄腕アトム」は1951年の漫画『アトム大使』に脇役で登場したところ、主役(大目タマオ)をしのぐ人気となったので、アトムを主人公として設定を少し変更した上で描かれたのが本作です。

『アトム大使』は、私たちの住んでいる「地球」ではない、もうひとつの「地球」の人々が、その「地球」の大爆発で母星を失い、宇宙を放浪していたところ、わたしたちの「地球」に着いたが、どちらの地球人もよく似ており、はじめは友好的関係を保って生活をした。

しかし、食糧問題などを心配した「もともと地球に住んでいる地球人」が「宇宙を渡ってきた地球人」と対立(反対派頭目は天馬博士)。

「地球に住む地球人」のロボットであるアトム(天馬博士のロボット)が間を取り持つ事で対立は収まり(天馬博士は自分の作ったクスリでゴミのように小さくなってしまう)、地球人と宇宙人は半分ずつ金星に飛び立つという物語。 なお、最後にお礼として、アトムは「宇宙を渡ってきた」地球の人々から大人の顔を貰う。

原作の公式設定では、2003年4月7日がアトムの誕生日とされる。製作者は天馬博士。交通事故死した息子、天馬飛雄に似せて作られた(当初は、アトムもトビオと呼ばれていた。



「アトム」と名付けたのはサーカスの団長)。トビオは、人間とほぼ同等の感情と様々な能力を持つ優秀なロボットであったが、人間の様に体が成長しない事に気づいた天馬博士はトビオをサーカスに売ってしまう(ただし、アニメ第2作ではアトムが天馬博士と客船に乗っていて一人になった時、悪徳サーカス団長に騙され、サーカス団員として契約書に署名させられて拉致されるという設定である)。

やがて感情を持つロボットに対し、人間と同じ様に暮らす権利が与えられる様になると、アトムの可能性に着目していたお茶の水博士に引き取られた。そして情操教育としてロボットの家族と家を与えられ、人間の小学校に通わされる様になる。学校での生活は、同級生達と紆余曲折しながらも仲良くやっている。

性格は絵に描いたような「良い子」。真面目で素直で正義感が強いが、時にロボットである自分に苦悩や葛藤することも多い。

* 誕生日の4月7日は鉄腕アトムの連載が始まった「少年」の発売日であった。原作では、「ミーバの巻」(1966年9月号〜12月号)などに誕生日についての記述(ミーバの巻では天馬博士のセリフ)がある。

アトムは7つの力を持っている。内容は以下の通りである。多少バリエーションがある。

1. 核融合ジェット噴射により最大マッハ5で空を飛ぶ(→マッハ20との記述も有り。宇宙空間では核融合ロケットに切り替わる。)
2. 60ヵ国語を自由に話す(→漫画連載開始当時、国連に加盟していた国家の数である。但しその当時日本は加盟していない)
3. 人間の善悪を判断できる
4. 聴力が1000倍(→10万倍との記述も有り)になる
5. 眼がサーチライトになる
6. お尻からマシンガン(厳密に言えば電磁投射砲の一種)を発射する(→原作のうち子供用に描かれているものの一部(小学二年生版)と、カラーアニメ版と平成アニメ版では指先からレーザーブラストが出ることになっている(平成アニメ版での名前はフィンガービーム)。更に平成版では、左腕がアームキャノン(荷電粒子砲の一種)に変型する。
7. 10万馬力(後に原作では100万馬力に強化:「地上最大のロボットの巻」にて)

* その他:電子頭脳(CPU)の記憶容量は15兆8千億ビット。身長135センチ、体重30キログラム。 


なお、物語の中では苦労して市民権を得たが、現実の2003年4月7日、アトムは手塚プロの所在地である埼玉県新座市の市民に登録(世帯主はお茶の水博士)され市役所の前でアトムの特別住民票が配付された。

アトムの髪型は、作者である手塚のくせ毛がモデル。

アニメや原作が終了すると人気が低迷するキャラクターが多い中、アトムは世代を超えた人気キャラクターとなっている。

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2007年06月24日

手塚治虫さんのアニメーションシリーズをご紹介します。 まずは、「火の鳥」です。

『火の鳥2772』は、手塚治虫の代表作の一つ『火の鳥』シリーズの映像化作品の一つで、1980年に公開された手塚の原案・構成・総監督による劇場用アニメーション映画。副題は「愛のコスモゾーン」。
手塚氏自らが映像化したのが唯一『火の鳥』なのです。


ストーリー

22世紀のはじめ……

世界が統一されて地球連邦となり、極度に合理化された未来社会−そこは元老院に属するひとにぎりのエリート達によって支配される世界だった。

人間は人口過剰を防ぐため、限られた人数だけが試験管ベビーとして生まれ、一人一人がコンピューターの精密な適性検査によって将来の仕事を決められ、専門教育を受けて育つ。育児ロボット・オルガに育てられ、宇宙ハンターとして成長したゴドー・シンゴもそんな一人だった。

宇宙ハンター訓練所で射撃の腕を教官のボルカンに見込まれて、特訓を課されるが、そのいずれにもゴドーは優秀な成績をおさめた・・・生きた宇宙人を使った射撃訓練以外は。ボルカンに叱責されても、彼はおびえている宇宙人を目の前にして、銃の引き金を引くことができなかった。手本と称して宇宙人達を粉々に撃ち砕くボルカン。その夜、悪夢にうなされるゴドーの心の中に非情な管理体制に対する反発が芽を出し始めていた。彼を理解しようとするオルガ。翌朝、訓練所の前でゴドーとボルカンが衝突した時、オルガの心の中に今までにない感情がわき起こった。次の瞬間、ボルカンの乗った車を高くさし上げて、走り出し、橋の欄干に置いてきてしまった。

ある日ゴドーは科学センター長官のロックに特別任務として謎の宇宙生命体2772の捕獲を命令される。見返りとして、街の外へ出る許可をもらうゴドー。初めて見る海や花に「きれいだ」と心動かされるが、自分の身分では許されない罪を犯すことになるとは知るはずもなかった、まして、そのことでオルガが一人、心を痛めるとは……。

ゴドーはロックの許婚である上流階級の娘レナと恋愛事件を起こし、罰としてアイスランドの強制労働キャンプへ送られてしまう。キャンプは非常に過酷な環境だった。そこで出会った奇妙な老人、サルタ博士は政府に批判的な言動をしたかどでキャンプ送りになったのだった。

サルタにより、地球が亡びかけていることを知ったゴドー。彼がロックに捕獲するよう命令された宇宙生命体2772、つまり"火の鳥"は、宇宙生命のすべてにかかわるエネルギー体で、サルタは火の鳥の生き血を元老院がひとりじめにしようとしている、自分は世界中の人間、生き物にそれを分析してわけあたえてやりたいと言うのだった。

サルタの言葉にうたれたゴドーは、協力することを申し出た。そこにはゴドーの居場所を知ってやって来たオルガも、レナのペットだった留学生の宇宙人ピンチョもいた。大地震の混乱に乗じていっしょにスペース・シャーク号を奪うことに成功、伝説の火の鳥を捕まえ、地球を救うべくはるか広大な宇宙へ飛び立った!




作品紹介
漫画を原作とした他の『火の鳥』の映像と違って、永遠の生命を持ち、その生き血を飲んだ生き物が不老不死になれる火の鳥を狂言回しにした共通したテーマを持ちながらも、漫画の未来の部分をひとまとめに総括したともいうべきオリジナルストーリーによるアニメ映画となっている。広告で「スケールの大きなストーリー展開と奥深いテーマを味わうことが出来る、 手塚アニメの総決算とも言える内容」と評されていた。

この作品はフルアニメーションに挑戦、キャラクターごとに担当者が描くキャラクターシステム、ロトスコープ、スリット・スキャンなど当時の最新技術の導入、オープニングの火の鳥が飛ぶシーン、映画の最初の方に出てくる主人公ゴドーと女性型育児ロボット、オルガが乗ったリニアカーをひたすら追う都市の大俯瞰の光景、強制労働キャンプでの群衆シーンなど見所が多い。また、昔の映画に出てくる、白地に黒文字のタイトルが手塚には鮮烈で、それを一度やってみたく思い、『火の鳥2772』でそうした、ということである。

手塚が「スーパーマン」という雑誌の1979年の正月号で小野耕世との対談によると、小野が手塚のSF漫画「旋風Z」に出てくるジェットに変身できる母親ロボットがとても好きで、「あれ、イメージとしてすごく楽しくて、新しいですよ。手塚さん、何とかアニメに使えないですか」と言ったのがオルガの誕生のきっかけだったという。また、昭和初期の海野十三のSF小説、『地球要塞』に出てくるアンドロイド、オルガ姫からの影響もあるようだ。オルガはジェットや車などに変身できるが、後半に出てくる火の鳥も変幻自在に変身でき、手塚の変身願望(あるいは変形願望)が全編にあふれている。

『火の鳥2772』でのバイタリティあふれる男性的な火の鳥は、市川崑監督の実写版の『火の鳥』のアニメの部分をアメリカに持ち込み、その反応から生まれたという。

ゴドーの名前には謎があるが、それについて手塚はとくに言及していない。手塚の漫画『七色いんこ』の"ゴドーを待ちながら"という話にオルガがゲスト出演しているが、ゴドーは出ていない。「ゴドーを待ちながら」とは、サミュエル・ベケットによる戯曲で、二人の男がただひたすらゴドーを待っているが、ゴドーはついに現われない、という話である。

一説には、作品の中に出てくる労働キャンプがソ連のシベリアの強制収容所と比較されて、ソ連の全体主義への批判があると言われている。さらに、世界が一つに統合された未来社会という設定は今問題となっているグローバリズムのなれの果てともとれ、重大な問題提起をしているようだ。

深刻なシーンが多い中、宇宙船スペース・シャーク号の中でオルガのためにピンチョ、クラック、プークスの宇宙人トリオが音楽を奏でるシーンは楽しく、ほっとさせる効果がある。

手塚には大きなこだわりがあり、この作品の狙いをファンタジーと言い、系列として『やぶにらみの暴君』(これは旧題で、現在の題名は『王と鳥』)に属するもので、SFとして評価されたくないと強調している。

この映画では、さまざまな形の愛が火の鳥を主軸として描かれており、手塚の分身とも言われるサルタと火の鳥の関係性、優しさと勇敢さを兼ね備えた少年が主人公であること、母性への賛歌など手塚らしさがふんだんに入っており、特にラストシーンでは母性の賛歌が象徴的に描かれている。

ラベル:手塚治虫 火の鳥
posted by abelu at 21:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 手塚治虫 シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月26日

【緊急】能登半島地震情報

能登半島沖地震 落差4メートル道路崩落、電柱まるで時計の振り子
3月26日8時0分配信 産経新聞

 道路はアメ細工のように上下に波打ち、1車線分が根こそぎ崩れ落ちていた。震度5強の揺れを記録した石川県七尾市中島町では、能登半島と金沢市を結ぶ大動脈「能登有料道路」で土砂崩れが相次ぎ発生した。

 七尾市街から車で約20分ほどの山林に囲まれた一角。県道と並行するように、約20メートル上の山の中腹を能登有料道路が走っている。県道から見上げると、真っすぐだったはずの有料道路はひしゃげ、アスファルトが波打っている状態に。土砂が崩れ落ち、斜面の途中にある30メートル四方の畑をのみ込み、なぎ倒された樹木が作業小屋を覆い尽くす。土砂は県道ぎわにまで崩れ落ち、約100メートル先まで続いていた。

 災害ボランティアとして金沢市内から駆けつけた測量会社勤務の男性(49)は「上で測ったら波打つ道路の山と谷の落差は約4メートルもあった。もし車が走っていたら大惨事だっただろう。想像するだけで身が震える」と話した。

 現場近くの集落に住む男性(70)は、近隣住民約60人と道路脇の掃除をしていて地震にあったが、「メラメラと地面が動き出し、土砂が下に向かって崩れてくるのがわかった。大きな縦揺れが3、4回あり、その後に横揺れがきた。電柱が時計の振り子のように左右に揺れていた」。揺れが収まってもしばらくは「酒に酔っているような感じだった」という。

 七尾市の別所岳パーキングエリアでは一時、バス4台、乗用車19台の計137人が取り残された。石川県警などによると、乗用車は道路を管理する県道路公社がパーキングエリア付近のガードレールを取り外し脱出、バスの乗客らも全員が徒歩で移動した。

 一方、志賀原発(石川県志賀町)では、臨界事故隠しが発覚した15日以降、点検などのため全2機が停止中だった。北陸電力によると、原発に設置された地震計は地震発生時、加速度226ガル(水平・垂直方向の合成値)を記録。原子炉を停止させる値を上回り、停止信号が出された。

 ライフラインにも影響が出た。石川県などで一時、約480戸が停電。同県能登町では町内各地で水道管が破裂し、全域で断水。自衛隊などの給水車が出動した。金沢市ではガス漏れもあった。

 国土交通省によると、能登空港の滑走路(長さ2000メートル)の全体に約10カ所の亀裂が確認されたほか、七尾港に隣接する道路に長さ20メートル、幅7センチの「地割れ」のような亀裂が生じ、液状化現象も見られた。

 石川県輪島市にある国指定の重要文化財「時国家住宅」の壁にも亀裂が入るなどの被害が出た。同県文化財課によると、時国家住宅は奥能登地方を代表するかやぶきの民家。江戸時代前期に建てられた建物で、壁に無数のひびが入った。

 富山県教育委員会によると、同県高岡市にある国指定の重要文化財「瑞竜寺」の大茶堂の白壁でも長さ約30センチのひび割れが見つかった。
最終更新:3月26日8時0分
産経新聞

緊急情報

3月25日の地震に関する被害の状況(石川県)
【平成19年 3月 26日9時00分更新】

1 人的被害・住家被害等(人、棟)
(1) 人的被害・住家被害(3月26日7:00現在)
金沢市 被害なし
七尾市 重傷者6、軽傷者64、全壊1、半壊1、一部損壊156
小松市 一部損壊3
輪島市 死者1、重傷者8、軽傷者52、全壊54、半壊137、一部損壊116
珠洲市 軽傷者1、一部損壊7
加賀市 一部損壊6
羽咋市 一部損壊8
かほく市 地盤沈下8
白山市 被害なし
能美市 被害なし
川北町 被害なし
野々市町 被害なし
津幡町 軽傷者1
内灘町 被害なし
志賀町 重傷者4、軽傷者11、半壊5、一部損壊調査中
宝達志水町 被害なし
中能登町 重傷者2、半壊2、一部損壊2
穴水町 軽傷者20、全壊12、半壊16、一部損壊37
能登町 重傷者1、軽傷者7、全壊1、半壊3
 計 死者1、重傷者21、軽傷者156、行方不明0、全壊68、半壊164、一部損壊335

(2)火 災 
  ・(なし)
(3)孤立者
  ・能登有料道路「別所岳サービスエリア」に取り残された132名については、17:20七尾市中島支所への移動完了

2 非住家被害
(1)教育施設(3月26日 7:00現在) 金沢市 一部損壊11、私立学校一部損壊3
七尾市 一部損壊15、私立学校一部損壊3、その他11
小松市 一部損壊2、私立学校一部損壊1
輪島市 一部損壊9、私立学校一部損壊2
珠洲市 一部損壊7
加賀市 一部損壊2
羽咋市 一部損壊1
かほく市 一部損壊1
能美市 一部損壊1
津幡町 一部損壊1
志賀町 一部損壊9、私立学校一部損壊1
中能登町 一部損壊4
穴水町 半壊1 一部損壊2
能登町 一部損壊8
 計 全壊0、半壊1、一部損壊73、私立学校一部損壊10、その他11

3 避難者数等(3月26日 7:00現在) 
七尾市 自主避難56人、避難所数6カ所
輪島市 自主避難2,214人、避難所数26カ所
志賀町 自主避難198人、避難所数6カ所
中能登町 自主避難3人、避難所数1カ所
穴水町 自主避難115人、避難所数4カ所
能登町 自主避難13人、避難所数1カ所
 計 自主避難2,599人、 避難所数44カ所
 金沢市、小松市、珠洲市、加賀市、羽咋市、かほく市、白山市、能美市、川北町、野々市町、
津幡町、内灘町、宝達志水町の13市町では、避難者は発生していない
 
4 その他の被害状況
(1)停電の状況(3月25日19:00現在)
        (輪島市7戸(倒半壊住家避難済み)参考:石川県内最大約11万戸停電)
(2)断水の状況(3月26日7:00現在 10,450戸)
         (輪島市5,500世帯、七尾市1,500世帯、志賀町2,900世帯、穴水町550世帯)
   ・対応状況 自衛隊への災害派遣対応中
(3)電話の状況(3月26日7:00現在)
          不通なし 輪島市役所に10台、門前支所に10台、諸岡公民舘に5台特設公衆電話設置
(4)道路の通行止(3月25日21:00現在)
  ・県 道 15路線22箇所   
  ・北陸自動車道 通行可能
(5)その他
○志賀原子力発電所(3月26日7:00現在)
     一時的な停電あったが電源復旧。使用済燃料プール水約45リットルが飛散したが全て回収済み。(22:10北電プレス済み)外部への放射能影響なし。
   ○七尾大田火力発電所(3月26日7:00現在)
     2号機自動停止。
○七尾国家石油ガス備蓄基地(3月26日7:00現在)
異常なし(12:35確認)
   ○金沢港石油基地(3月26日7:00現在)
全農No.5タンク 上部に油あり。金沢市消防局臨港消防にて対応済み。
   ○JR(3月26日7:00現在)
七尾線26日始発より全線運行再開、北陸本線25日20:20分から全線運行再開
   ○のと鉄道(3月26日7:00現在)
 全面運休中(代替バス運行)
5 県等の対応状況
(1)災害対策本部
(1) 県災害対策本部 3月25日12:30設置    25日10:45災害対策本部員連絡会議  25日21:15災害対策本部員会議  26日9:00災害対策本部員会議(予定)
 
A 市町災害対策本部(3月26日9:00現在)
     3市3町(七尾市25日10:00設置、珠洲市25日10:00、輪島市25日10:10設置、中能登町25日10:10設置、穴水町25日10:20設置、志賀町25日10:40設置)

(2)災害救助法適用 3月25日16:30適用
    七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、中能登町、穴水町、能登町(3市4町)

(3)自衛隊災害派遣要請
    3月25日11:09(輪島市長からの要請を受け、救助のため陸上自衛隊に要請)
(4)緊急消防援助隊
    3月25日10:15  緊急消防援助隊派遣要請
13:30  消防庁ヘリ東京立川離陸
(総務省2名、部隊長2名、クルー8名)
         16:00  87隊346名が活動中
(5)政府調査団
    3月25日16:50頃 輪島市役所到着
(6)災害救助犬連合会
    輪島市門前地内に到着。待機後、撤収
(7)各部局における現在の対応状況について
  ・ 「避難施設一覧」
・ 「市町救援物資対応状況」
・ 「上下水道等の対応状況について」
  ・ 「災害廃棄物等の対応について」
・ 「警察署災害警備体制」
・ 「能登空港滑走路等の復旧について」
  ・ 「公共交通機関の運行状況」
  ・ 「健康福祉部報告項目」
・ 「農林水産部被害情報」
・ 「土木部所管災害報告」
  ・ 「学校の被害状況」
・ 「水道用水供給事業施設の異常」
  ・ 「25日の派遣部隊の成果及び26日の予定」

6 震度情報等の発表状況
(1)震度情報(震度4以上の主なもの)
3月25日 9時42分頃 マグニチュード6.9 震源の深さ約11km
   震度6強 七尾市、輪島市、穴水町
   震度6弱 志賀町、中能登町、能登町
   震度5強 珠洲市
   震度5弱 加賀市、羽咋市、宝達志水町、かほく市
3月25日 15時43分頃 マグニチュード4.3 震源の深さ約10km
   震度4  輪島市
3月25日 18時11分頃 マグニチュード5.3 震源の深さ約10km
      震度5弱 輪島市、穴水町
      震度4  七尾市、能登町   以下略
(2)津波情報
   3月25日 9時43分津波注意報発表、11:30解除
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